ゼンさん

「吉佐登」の2階で飲んでいた時に、ダーッと、みな帰ろ帰ろ2次会行こ!
といってみんな降りてって、荷物やなんや取ろうと思いました。
そしたら下の方になんか、人相の悪いおじさんたちがズラーッと並んどりまして、
「おい、つボイちゃん、つボイちゃん!、つボイちゃん!」
「いえ、ちょっちょっちょっ、どうも」
「どうぞ、こっち座り」
「もうちょっと2次会の方に行かな、いけませんから」
「なに言うとんじゃ、おまえは。飲めんのか俺の酒が、こっちこい」
「まぁ〜、そんな恐い事、言わんでも、私は。来ますけれども、私もうちょっと時間が」
「なにを言うてんじゃ、すわれお前、座らんかい!」
「すいません」なんやこの人たちは、えらい人がいるなあやっぱりなあ。とか思って、飲んで。
みんな、吉佐登さんや、牧冬吉さんとか、ニコニコニコニコしてる...。
「どなたですか、この人たちは。どこの組の方ですか。」
「そやない、これ松原署の刑事さんです」