「ミッドナイト東海」-東海ラジオ

つボイノリオがデビューを飾った番組。しかし5ヶ月で終わる。
舌禍事件で数百万円の営業的な損失を出してしまった。
「立派なもんやな」とみんなにいわれた。(るつぼ)

人生、ドラマやなぁ!―小枝のめちゃええかんじ

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79年頃「のりのりだー歌謡曲」の景品でもらった、毎日新聞の中高生向け新聞 「くりぱる」の連載(花のDJ稼業)によると、 「ミッドナイト東海」の製作会社が代 わったあおりを受けたため、5ヶ月で終わった模様。東海ラジオ (72年)  

つボイを起用したプロデューサーはそのとき「5年めんどう見るよ、5年」といっていたそうだが、5年目にぽっくり亡くなったらしい。

おれが最初に大学出て、こっちの方へ就職する就職すると言っていたのを、向こうの制作部長がね「坪井君、君なら出来るから、5年面倒見るから、とにかく、5年間俺、必ず面倒見るから、こっちこい。」「いや僕、だめです、就職もう決まってますから」「いいじゃねえか、えぇ!両親には俺から説得するから」
って俺はDJの道に入ったんだ。親は怒りましたよ。そりゃ俺のような優秀な息子、長男がね、え、親父が「うちの工場やなんかどうする」...ないか、ないのかそんなもの、ええ。まあそういうことで。
「ええ!お前は長男だ。そういうDJのような浮き草稼業で身をやつしてどうするんだ、そんなものは。ええ、親をどうやって養っていくんだ。そんなもの。生活の保障も何もない。どうするんだ。」「え、でも制作部長が俺を面倒見るっつったから、」ておれはやった。で、5ヶ月でクビですわたしは。5ヶ月で首になってしまって。
ああいうとき大人は何ですな。あのう、薄情なもんですね、で、俺どうしようと思いました。親父にどういっていったらいいだろう...
「ほらみろ、そらみたことか、ええ!。おれが、俺が、俺が言わないこっちゃない、そんなもん」
無職になっちゃった。私、大学出て5ヶ月目に。何の職業もなくなっちゃった。
で、ぶらぶらぶらぶらしてたんですけど、そんときにそら見た事かと親父が怒るのはもうわかってたんだ、事実怒った。「えぇ!俺の言う事聞かねえからそういう事なるんだ」、怒ったけれども俺は怒られる前にその部長に「すいません親父になんとか説得してやってください」「自分でやれ」とか言われて

俺を引っ張る時は俺がお父さんを説得してやるからとかいうんだけど、あと、自分でやれとかなんか言って。
ひどいですね。
しかし皆さん、これもよくいろんなとこでしゃべる、話なんですけど、聞いた人もいるかもしれませんけども、言葉って言うのは不用意に出してはいけませんね。
5年面倒見るよ、ってその人は言ってくれたんだ、俺の事を
「あ、5年面倒見てくれるのかな」と思った。そうしたら5ヶ月しか、5は合ってた。5はあってた。5年と5ヶ月違い、えらい違いだったけど、その人はそれから5年目にぽっくり死にました。死んじゃった。
あの人は、たとえほんとに俺の面倒を見るにしても、やっぱ5年しか面倒見られなかったんだね。その人は。でおれはやっぱ、言葉ってなんか自分が不用意に出してる言葉の中に絶対なんか未来って言うものを、こう暗示させるなんかがあるんじゃないかという感じがいたしました。
(ハイスイ)

で、その人の葬式には、香典もなかったので行かなかったそうだ。